現存する生物多様性ホットスポットの中でも特に深刻な状況に置かれているのが、マダガスカル島とインド洋諸島ホットスポットです。今日、マダガスカル特有の多くの植物や動物が絶滅の危機に直面しています。特に森林においては、,2000年前の状態と比較すると約80%のマダガスカルの原生林が消滅しました。毎年10万〜20万ヘクタールに及ぶ土地が森林破壊により失われているのです。現在、マダガスカルが育んできた非常に豊かな生物多様性の多くは、指定保護地域外に存在しています。現行の環境保全システムの改善や拡大をはかるため、CIは、指定保護地域外で生物調査を実施したり、保護地域と保護の対象となっていない森林とをつなぐなどの活動を続けています。そうすることにより、生物の多様性が見られるより多くの土地に、保護の手を広げていきたいと考えています。
マンタディア‐ザハメナ
マダガスカル東部に、マンタディア‐ザハメナ地域、もしくはマンタディア‐ザハメナ回廊地帯と呼ばれる、南北に伸びる森林地帯があります。この森は1,200kmにもわたって続いており、マダガスカルに現存する最後の低地熱帯雨林が数種見られるほか、広大な手付かずの原生林が存在しています。しかし同時に、この森林地域は、焼き畑農業や森林伐採による大きな被害を受けている場所でもあります。そこでCIは、現地コミュニティーの参加の下で環境保全の優先基準を設けたり、指定公園を保護し、生物多様性を脅かす様々な問題に取り組んだり、地域及び国家レベルでマンタディア‐ザハメナ地域の豊かな生物多様性に対する認識を高めるための活動に従事しています。