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コンサベーション・インターナショナル
コンサベーション・コーヒー・プログラム
〜SCAJ2006にてセミナー開催〜
   
Antelopes
Antelopes
Conservation Programs コンサベーション・コーヒー・プログラム

コンサベーション・コーヒー・プログラムとは、CIがホットスポットの保全戦略として推進する取り組みのひとつで、「現地住民の生活向上と生物多様性保全の推進を同時に目指した方法で生産・加工・流通するコーヒー」を生み出すものです。



このページは、共立女子大学 家政学部 生活美術学科 グラフィックデザインコース 林田ゼミナールの学生の方々の作品とともに構成しました。林田ゼミとCIは、2006年度『世界の貧困、生物多様性、そして私たちの生活』をテーマに、グラフィック・デザイン制作と共同展示に取り組みました。詳しくはこちら

コーヒー栽培とホットスポット
世界のコーヒー生産地の多くが、実は、生物多様性が豊かでありながら、破壊の危機に瀕している生態系である「生物多様性ホットスポット」内に位置しています。そのため、栽培方法や栽培場所の選択が、環境に重要な影響を与えることになります。適切な農法や土地利用を行えば、コーヒー栽培は環境保全の非常に強力なツールとなりえます。

CIは、ホットスポット内で、コーヒー栽培による自然保護の効果が特に高いと思われる場所を戦略的に選定し、現地農家と共同で日陰栽培(シェイドグロウン)農法を実施しています。コリドー・アプローチと呼ばれるこの戦略は、断絶された森をつなぎ、野生生物の生息地の拡大や水源地の滋養など、様々な効果を生み出すことができるのです。


(図)コリドー・アプローチにより、森をつなぎ、
コーヒー生産と環境の間にハーモニーを生み出す

コンサベーション・コーヒー・ベスト・プラクティス(CCBP)
CIは、生産者とともに、生物多様性の保全と生産者の生活およびコミュニティの生計の向上に取り組むための手法として、コンサベーション・コーヒー・ベスト・プラクティス(CCBP)を開発しました。

CCBPは各ホットスポットや地域のニーズに応じて、適用・管理されています。各国のコンサベーション・コーヒーのパートナーは、以下のようなコーヒー生産とマーケティングにおける継続的な努力を通じて、地域の保全戦略に貢献しています。

・危機にさらされている動植物種の生息地の持続的な保全を促進する
・森林や他の原生生息地などの開拓を防ぐ
・化学物質への依存を中止、もしくは減少させる
・水源地および水質の保全に努める
・土壌浸食を防ぎ、地力を高める
・荒れた土地を自然生息地もしくは生産性の高い農地へ転換する
・保全地域を守り、環境に関連した法規制に従う
・コーヒー生産者への公正な報酬を確実なものとするために、商取引の透明性を高める
・生産、加工プロセスにおける付加価値と、生産地へのトレーサビリティを確立する


コーヒー生産と貧困:グローバリズムが生んだ格差
コーヒー生産者は小規模農家が多く、しかもコーヒー豆の価格は市場相場によって大きく変動します。2001年に世界のコーヒー価格が暴落した後、途上国の小規模生産農家の多くが、苦しい生活を余儀なくされています。

貧困の悪化はまた、自然資源に直接頼って生活することの多い途上国においては、環境問題の悪化につながることも多いのです。

世界市場のグローバル化が進む中、日本をはじめとする先進国が、途上国の小規模農家や環境改善に直接貢献することのできる製品を進んで購入し、生産者になるべく多くの利益を還元するなど、世界市場を利用しながら少しずつ貧富の差をなくしていくことを目指すことが重要です。

コーヒー業界の新しいリーダーシップ 消費者とコーヒー生産地の架け橋を目指して:
1998年以来、CIは、コーヒーが、生産するコミュニティの支援と環境保全の両方を達成する強力なツールであることを示すために、企業とパートナーシップを構築してきました。

CIは、世界のコーヒー生産者と生物多様性が直面している課題に取り組むには、大手ロースター、輸出入業者、加工業者、栽培者、生産者組合などにわたる、コーヒー業界すべての強い関わりが必要であると考えます。生産の各段階でのさまざまな参加者のビジネス・ニーズによってアプローチは異なるかもしれませんが、効果的な全体戦略を設定し、目標に向かって確固たる活動を実施することが重要です。

スターバックス社:
スターバックス社は、コンサベーション・コーヒー・プログラムへの支援を通し、コーヒー農家に対する金銭的・技術的支援を実施しました。これにより、環境や経済的恩恵が生み出されると同時に、保全活動が行われている地域で生産されたコーヒーを、実際に店舗で消費者に届けることが可能になりました。メキシコで生産されたコーヒーは、現在「シェイド グロウン メキシコ」としてスターバックス コーヒーの国内店舗(コーヒー豆取り扱い店舗のみ)で販売されています。

CIはスターバックス社との協働により、スターバックス社のコーヒー買い付け基準「C.A.F.E.プラクティス」を開発しました。 「C.A.F.E.プラクティス」では、農産物生産や供給者の世界的なネットワークを通じて、スターバックス社が社会や環境へのより一層の貢献を促すためのメカニズムを作り上げています。


スターバックス社のコーヒー生産地への貢献について
スターバックス コーヒー ジャパン公式サイト
http://www.starbucks.co.jp/


CIは、SCAJ2006に参加しました。
レポートはこちら


世界のコンサベーション・コーヒー・プログラム
メキシコ
ペルー
コスタリカ(PDF 104K)
パナマ(PDF 113K)
コロンビア(PDF 149K)
インドネシア



「世界のコーヒー生産地と
生物多様性ホットスポット」



「日陰栽培(シェイドグロウン)農法」
伝統的な日陰栽培(シェイドグロウン)農法を維持すれば、コーヒー生産は、 動植物の保全に対して目覚しい成果をもたらすことができます。ホットスポットの多くが含まれる途上国では、貧困に苦しむ小規模農家が技術不足による農園の生産性の低下や、新しい農地獲得を理由に、原生林を焼き払ってコーヒー農園を拡大することも珍しくありません。一方、森の木陰を利用しながら栽培する日陰栽培(シェイドグロウン)農法では、自然を守ることに繋がるだけでなく、自然の力を有効利用した持続的な高品質なコーヒー豆生産が可能になるのです





「途上国と私達の暮らしの差、知っていますか?」
共立女子大学の学生さんが制作した新聞広告案とともに、考えてみましょう。」


一色優歌さん作品


大原千佳さん作品


中島礼さん作品

(いずれも、共立女子大学家政学部生活美術学科林田ゼミナール)





コスタリカとパナマのコンサベーション・コーヒーを追った
“一杯のコーヒーから始まるストーリー”
by Kana Yamashita, CI Japan
月刊ソトコト2007年2月号掲載


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